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【Concept】

ノルブリンカ・・・・、「宝の園」という意味を持つその宮殿は、チベットの政治・経済・文化交通・宗教の中心地であるラサの郊外にあり、ダライ・ラマ7世により造園され歴代のダライ・ラマの避暑地となった離宮の名前です。
信仰心のとても厚いチベットを旅すると、風にひらひらとなびくことで祈りが広がる様にとお経が写された5色の旗、タルチョをよく目にします。また、どこからともなく祈りの声が聞こえてくると思ったら、お経の入った車を歩きながら手で廻す人たちとすれ違います。それは途切れることなくいにしえから続けられ、この先もずっと終わらない儀式なのです。天を仰ぐと、青すぎる空がどこまでも続き、まるで自分がどんどん小さくなって行くような錯覚の中、乾いているけれども決して軽くない音が聞こえ、また誰かがあの車を廻して通り過ぎていきます。
ヒマラヤ山脈の北の玄関とも言えるチベットには、標高7000m以上の氷壁に閉ざされた峰が50以上も並び、「世界の屋根」と称され、アジアにおける大河の源流のほとんどを擁しています。故に大陸へと流れこむ水の入り口であるとも言えます。またチベットは、ヨーロッパと日本の丁度真ん中くらいに位置し、ヨーロッパのアイテムをメインに扱う我々にとって、中立かつ独特な文化的要素を持つ特別な場所のように思えます。そんな事からチベットを、ヨーロッパのアウトドアギアを解釈する要素として、また我々のアイディアの「中心」の地として意識する事にしました。

高山への登攀でも、荒野の旅でも、人が日常の暮らしを離れて自然に挑む理由は何でしょうか?
五体投地を繰り返しながら進む巡礼者は聖地ラサへと向かいます。世界中からヒマラヤを登りに来る登山隊も、その入り口としてのチベットへ向かいます。その「入り口」には雄大で荘厳な自然美や、山河と共に刻まれた悠久の歴史があります。高地の荒れた野原に遊牧民がテントを張って暮らしています。そして、宗教的な理由から苦難にさらされた少数民族の悲哀と、そしてその中でも守り続けられる慈愛に満ちた神秘さがあります。
登山家や巡礼者に限らず、人は頂上を、あるいは聖地への到達を目指すものなのかもしれません。そしてその真っ直ぐな思いから、窮地へ身を投じるのかもしれません。高地の厳しい気候の中、政治的な苦難にも屈せず、その神秘さと慈愛の心を持ってその場所を訪れる人々を受け入れ見守ってきたであろう、そんなチベット文化に心魅かれて、私たちはノルブリンカという名を借りることに決めました。
私たちは私たちが良いと感じたアウトドアの道具を小さな宝の園に集めて、ユニークな発想でお客様のその時々の目的に必要なものを提案したいと考えています。そして誰でもいつでも自然に立ち寄ってもらえるショップでありたいと思っています。
自然に分け入る理由も目的も、スタイルも人それぞれですが、あなたの求めるものがきっとあります。
ノルブリンカへ遊びに来て下さい。